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地球生命体

自分の中で「小さな悟り」と思っている事があります。

それは、考えようによっては地球上の全ての生命に死はないのかもしれないという事。

一見、弱肉強食で強いものが勝つ世界に見えても、あらゆる生命は必ず死に、その身を地球に返す。

動物も植物も昆虫も何かの餌になり、糞となり、土となり、植物の栄養となり、植物は草食動物の餌となり・・・。

人間も死んで火葬されれば灰となり土となったり空気中を漂ったり雲の一部となり雨となり水となり・・・。

宇宙から見た地球は青く輝いていて、その地球生命体の一部として動物を始めとする全生命は生かされていて、死ぬように見えても地球生命体として生き続ける。

輪廻転生も良いけど、単純に地球生命体として永遠に生き続けるって考えるのも素敵じゃないかなって思ったりもする。

ある意味、全ての生命は不老不死の存在とも言えるのかもしれない。

最初から地球生命体の一部であって、死ぬ事はない。姿形が変わるだけ。元々地球の一部なんだから。

自分も昔は死を恐れていました。でも地球生命体の一部だと考えると気持ちが楽になりました。

もしかしたら自分たち人間は大いに勘違いして生きてきたのかもしれない。

死ぬ事はないのに死ぬことを恐れ、意味のない不安を抱えながら生きてきたのかもしれない。

私は昔、知的障がい児施設の職員として働き、その後、約12年間は特別養護老人ホームで働きました。

老人ホームでは元会社の社長さんや元医者、元政治家、元作家など、元気だった頃は社会の中核として働いていた方たちもそこで暮らしておられました。

しかし、「障がい」を持って生まれてきたお子さんも、「健常者」で優秀な人として生きてきた方々も同じ生命なんだと分かります。

みんな平等に同じように地球生命体に帰っていく。というか生きている今も地球生命体の一部なんですけどね。

自分なりの小さな悟りというか、重要な事を少しだけ理解した気がする、という話でした。

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